「じゃあ、中学生に付き合ってた子と別れて以来?」
「うん…
…
…
って‼
なんで知ってるの⁈」
驚いた僕に君はクスっと笑うと「部屋に来てるの1度だけ見たことがあるの」
部屋に…
僕がか彼女を部屋に連れて来たのは1度だけ。
しかもあの時キスしちゃってたんだけど…
…
どこまで見られてんの?
青ざめる俺に気付かない君は「どうさはて別れたの?」と聞いた
言えない。
キス以上にいけない僕に愛想つかされてフラれたなんて…
格好悪すぎて言えるわけない。
「別に…いつの間にか…別れてた」
曖昧な返事。
「そっか…。それから好きな人はできないの?」
「うん?…別に」
話しをはぐらかすのが精一杯な僕に「バレンタインにチョコくれた彼女は?」とチラッとこっちを見た。
奈々のことか…。
「あれは別に、姉ちゃんと同じで義理をもらっただけだし」
告白されたなんて、なんとなく言いづらい。