剥き出しになった
香澄の

白く、透明な素肌に唇を這わせる…。

優しく感じさせるつもりはない…。

綺麗に咲き誇る花を無下に手折るように…

メチャクチャにしてやる…。

…そう思った時、

「それ…が…、

貴方の…人との接し方……っ、
ですか………?」

その言葉に胸元から唇を離して顔を上げると、

頬を少しだけ上気させた香澄が、

若草色の瞳で真っ直ぐに彼方を見つめている…。

「…そうだと言ったら…?」

「……本当にそうなら、仕方ありません。」

「仕方ない…?」

「……はい。

僕は、
こういった経験はないんですが…。

…それで彼方が満足するなら
仕方がないって意味です。」