「それでは、失礼しました。」

ドアに向かって歩きかけた香澄の腕を掴んで

床に押し倒し


素早く身体の上に
またがる。

両手首を
左手だけで掴んで、

体重をかけて床に押し付けた後、

…怒りの為、いつもより低くなった声で香澄の耳元に囁く。

「……これだけ
毎日罵倒されても
、堪えずに私の部屋に来るとは…。

お前は余程の馬鹿か…

それとも……」

耳朶を軽く噛まれ、香澄の体がビクン!と動く。

「単なる…不感症か…?」

「かな…た……!!」

ニヤリ…と、
冷たく笑い、

左手で香澄の洋服のボタンを一つ一つ…

じわじわと怖がらせるように、

ゆっくりと外していく。