そんな事が繰り返されたある日。

とうとう彼方は爆発した。

日課のように部屋に来て、
天気が良いから、外で お茶を飲もうと誘う香澄を睨み付け、叫ぶ。

「いい加減にしろ!

私は、お前とも…
あの舞乙女とも馴れ合うつもりはない!!

自分の役目が終われば、
早々に
、ここから出ていく!!

私にこれ以上、関わるな!!!」


「…今日も駄目ですか…」

香澄は、困った顔をしながら、軽く溜め息をついた。


「…もう、うんざりだ!!

私の部屋から出ていけ!!」

「分かりました…。

では、また明日来ますね…。」

香澄のその言葉を聞いた
彼方は、ゆっくりと振り返る…。

「明日……だと…?」

「はい、
また来ます。
明日も、明後日も。」