そっか。

オレの顔って
そーゆー感じなのか…。

だけど…。

「…可愛い…ってのは…」

流石に納得出来なくて、
難しい顔してたら、

未来に頬っぺをつつかれた。

「日向はー自分の魅力、
分かってないのー?

こーんなに可愛いのにね…。」

一瞬、
目を少し細めて
切なそうな表情を浮かべ…。

そのまま、
キスされる……!

「~んーっ!」

怒ろうとした時、
オレの中にある力が
すーっ…と唇ごしに
未来の中に移動していき…。

「…ごちそー様…」

唇を放し、

そう言って
ウインクする。

オレの力を吸った
未来の髪と瞳の色が、
元の色に戻っていた。

そりゃ…いつまでも、
紫の髪、
すみれ色の目でいる訳にもいかなかったけどさ…!

「こ、断ってからしろよな!!」

「ごめんねー♪

日向が可愛いからー
我慢出来なくなっちゃったー♪」