未来は、オーバーに溜め息をつく。

「心外だーって思ったんだけど、

夢の1つも叶った事だしー、
次の夢に進む為、

思い切って
、この店、辞めちゃおっかなー?とか考えてたら、

店の外で、
日向達を見付けたんだよね…。」

ぽふぽふと、
嬉しそうにオレの頭を撫でる。

「最初は、迷子かなー?
って思ったんだけどさ、

日向の顔見て、

ちょっとドキー!ってなったんだよー?」

「オレの顔?」

笑顔のまま、
横からヒョイっ!と
顔を近付けて来た。

「ちょ…、近いっ!」

「可愛いー日向の顔が、

何度も夢見てきた

ぼくの大切な待ち人に

そっくりだったから…ね。」

オレの顔って…。

ヒナタに似てるのか?

凛を見ると

こくり…と頷く。

「…レオンの面影も
少しは混ざってるけど…。
殆んどヒナタだ。」

…オレって女顔なのか…。

知りたくなかった事実に、ちょっと凹む…。