「それで?

夢は叶ったんですか?」

兄貴は
ニコニコしながら、
未来に訪ねる。

兄貴と未来は、
まったりした波長が、
合ってるのかも…。

「お酒が飲める年齢になるのを待って、

1ヶ月前 この店に、
来たんだけどねー、

実はこの前、

ぽーんっ!っと、ひとっ飛びにNO、1になっちゃってさー…。」

確かに、未来は
男のオレが見ても、

色んな漫画の中に出てくる
「大天使」みたいな、

「完璧に整った」綺麗な顔してるけど…。

NO、1って
そんなに簡単になれるもんでも
ないんじゃないかな…?


「そしたらねー…、
元NO、1の人がキレちゃってー…。」

「キレる?」

「そっ。

なんかー、
そんな簡単にNO、1になれるよーな
甘い世界じゃねーぞー!

お前ーっ、
マクラしたんだろー!
って。

ぼくだって、
『太い客』を
沢山お相手する為に

毎晩、お店来て
一生懸命、頑張ったのになぁー…。」


な、なんか
よく分からない単語が出てきたけど、

これが「業界言葉」ってやつなのか…?