久しぶりにお互いの休みが被った週末というのに、彼は起きる気配がありません。




「篤史くーん、朝ですよー!!」





「………。」



「可愛い彼女を放っておいていいんですかー?」



早起きして、朝ごはんの準備もしたのに。
しかも彼の好きな旅館の朝食的な和定食を用意したのに。



「もう食べさせてあげないんだから!」