これ、やっぱり夢じゃないんだ。 薄々分かっていたが、現実を突きつけられ絶望感から脱力する。 ――――コンコンッ 脱力し、由乃が床に座り込んだとき。ドアがノックされた。 誰??昨日の男の子?? ビクリと肩を震わせ、ドアのほうへ視線を向けた。ガチャリとドアノブが回り、扉が開いた。