「うん!!ありがとう」

「いえ…結果、アタシが決めた事ですから!!」


ちょっと矛盾してる気がした

さっきの発言と今の発言が…


「あの人が班長だよ」

そう言ってラケットで向こう側を指した

「ちょっと、メガネかけてるのに見えないですね…」

「まぁ、じき解るさ♪」

「お疲れさまです」
「じゃあ!!」


緊張が血と共に頭の中に入ってきた


ドキドキしてる

激しく――…


呼吸がままならないほど

ため息をつけば少しは楽になる


そんな胸の苦しみと熱さと激しさ――…


『恋』

から

『愛』

に変わった瞬間だった


でも、本人は自覚なし