3時限目
創造の時間。
僕は服を作っていた。
作っていたと言っても全自動だから、布のセットと機械の操作と服の取り外ししかやるとことがない。
「……へぇ…うまくできてんじゃん」
僕の耳元で颯が呟いた。
「〜〜〜〜っ!!!颯!!!いきなり耳元で喋るな!」
「お前の反応猫みてぇw」
「どこがだっ!!!」
「そーゆーとこw」
僕はまだクスクス笑っている颯を無視することにした。
「これ着てみてよ」
そう言って颯は服を取り外して僕に投げた。
「え?ちょっ!!!」
颯は僕を更衣室に押し込んだ。
「10分以内に着替えないと俺が脱がすよ?」
そう脅され、僕は仕方なく着替えた。
そして、着替えを済ませて更衣室のドアを開けると、拍手が響いた。
―――颯の仕業だな!