「千夏!ごめんお待たせ。」


「遅かったじゃん。心配したよ。」


「あー、ごめんごめん。
俺が椎名のこと呼び止めたから。

ねぇ、ここ座ってもいい?」


「あ、どうぞ。


ねぇ、結依これってどういう
状況?」


千夏が小声で聞いてくる。


「戻る途中に会って、話してただけ
だよ。

お願い!千夏協力して!」


「分かったよ。良かったじゃん。」


「あーっ!健人がハーレム状態だ!」


川崎くんが私たちを見つけて叫ぶ。


すると待ってましたとばかりに

「ねぇ、男1人だとあーゆーヤツが
うるさいから、蒼空呼んでいい?」


「うん!いいよ。
広瀬くんも居づらいよね?」


千夏にも目配せで同意を求めたら
ニッコリ微笑んだ。