部活の終了時刻より、だいぶ遅れてやっと、終わった。
もう、校舎に残ってる人は
ほとんどいない。
1人で帰るの嫌だな...
「椎名の家どっち?」
「私?南地区の端っこだよ。」
「お、途中まで一緒じゃん。
一緒に帰ろうぜ。」
「うん!」
1人で帰るよりずっと心強くて
ありがたないな。
「そういえば、川崎くんと
一緒に帰る人は?」
「男子って薄情だよな。
みんな帰っちゃったよ。
でも、椎名と違って男だから
心配はねーからいいの。
てか、椎名は?
三島が、待ってるんじゃないの?」
「帰ったよ。
女の子は心配だけど、
私は、大丈夫だもんねー(笑)」
「お前ら結構サバサバしてるよな。
俺、意外と女苦手で女同士で
ベタベタしてるのを見るのも
嫌なんだけど、お前らは一切ない
もんね。」
「そう?
私も千夏も性格が
女子っぽくないもんね。」
「でも、女子力はあるでしょ。」
「うん!千夏も美人だし身だしなみ しっかりしてて完璧だよね!」
「お前は?お前も十分可愛いし、
女子力高いだろ。」
「お世辞をどーも。
親友が学年1の美女とか
困るよ?(笑)」
「...別に、
お世辞なんかじゃねーけど....」
「ん?何?なんか言った?」
「ううん。何でもねーよ。
ほら、家着いたよ。
今日はありがとな。」
「うん!私もありがとね。
アイス忘れないでよね?(笑)」
「おう!じゃーな。」