体育祭3日前の放課後のこと。

体育祭の準備をしている体育祭実行委員のえりと川崎くん。

そして、その日の部活を体調不良で
欠席した私。


帰る準備をしてたけど具合が
悪くてなかなか進まなかった。


ふと、2人を見ると、いろいろな
資料の山に囲まれて仕事をしていた。


2人とも部活があるのにこれじゃ
終わらなそう。


「えり、なんか手伝えることある?」


「あ、結依!できれば、
 これ写して欲しいんだけど。」


そういって、渡してきたのは
リレーの選手名簿。


2人がやっていることより簡単そうなものだった。


「おっけー。
 2人とも部活は?」


「私は、サボり。」


「俺は、久しぶりのOFF返上(笑)」


「あら、どんまい。

 えりは、部活行ってきていいよ?
 私、今日出ないし。」


「本当?あと、これとこれ写す
 だけだから。」


「大丈夫よ!いってらっしゃい。」


「うん!本当にありがとうね。」