月曜日、教室に行くと椎名が来た。


「おはよう。」


「はよ。」


「金曜日はどうもありがとう。」


「こちらこそ丁寧にどうもな。」


「えー!!!健人と椎名が密会?!
お前らデキてんの???」


「違うわ。朝から騒ぐな。」


「ふーん。」


怪しい笑みを浮かべて圭太は、教室を出ていった。

絶対トイレで泣いてるだろ。
あいつ一目惚れしてたもんな。


てか、騒いだときから伊藤が
こっち向いたまま固まっている。


あーあ、また傷つけちゃったかな?


椎名は、からかわれて涙目だ。


「椎名タオルありがとう。
圭太のことは気にしなくていいよ」


「.....う..ん...」