涙が出そうで急いで教室に戻った。

千夏は教室にはいなかった。

誰もいないから我慢する必要ないよね

「ふぇっ、、、やだょ、、、


なんで?もう戻れないの?、、、」


しばらく泣いてたら教室に急に
広瀬くんが来た。


「椎名、どうした?」


「大丈夫、、、なんでもない、、、」


「大丈夫じゃねーだろ?」


「ううん...大丈夫。
心配かけてごめん。」


「そこは気にしなくていい。」


「あ、ありがとう。」


「ちょっと待ってて。」


「ん?うん..」


「はい。これ!
部活の途中だからでっかいタオル
しかないけどこれで冷やしな。」


「ありがとう。
でも、私もタオルくらいは
持ってますよーだ!」


「初耳だなー(笑)
椎名女子力意外とあるんだ。」

「なにそれー!
私、女子ですよー?」

それから広瀬くんの冷たいタオルで
冷やしながら、泣き止むまで
広瀬くんはずっと隣にいてくれた。