「そういう、広瀬くんはリレー
何走なの?」

黒板に男子のメンバーの欄に
“広瀬”の名前を見つけた。


「ん~?俺?
俺じゃんけん強いんだよね♪
だーかーら、3走だよ!」


「そうですねー
じゃんけん強くて良かったですね」


「なんだよ椎名~
怒んなよ?
お前ならアンカーでも絶対大丈夫
だから!」


「広瀬くんの言葉信じられないわー」


「ひどいな。
俺がせっかく慰めてあげたのによ」


「はいはい。
ありがとうございますねー」