「睨まないでよ、」

「…ろ」


何か言われ、光太がいきなり私に抱きつく


あ、光太の匂いだ。


「抱きつかせろ‼」

「抱きついてんじゃん?」

「あ、そっか…じゃなくて」


なあに?と言って光太をみると唇を尖らせながら拗ねた子供の様に小さく呟く

瞬間、私が自分で分かるくらいに赤くなった。





「…だって、瑞樹が他の奴(男)と仲良さげに話してた」






彼の行動はただの嫉妬だったらしい。





私は自分の顔を隠す様に光太に抱きついた










「ばか」



「「大好きだ」」





光太は嬉しそうに微笑んだ。