そのあと、まだ一回も顔を合わせていなくて。 どうしようもなく、気まずい雰囲気が漂っていた。 『話って、何?』 先輩の教室で話を聞くわけにもいかず、あの中庭に来ていたアタシとエイ。 「あ……おぅ。」 話し出すのを戸惑うエイを見て、アタシもこんな感じだったんだよなー…と思い出す。