三年生の教室のある階についた途端、自分の心臓が暴れだすのがわかった。 やっば。 すごく緊張してる…… 早く行かなきゃ昼休み終わっちゃう。 足に根っこが生えたみたいに動かなくなってしまう。 やっとの思いで朱音先輩の教室の前についたとき、ふいに肩をたたかれた。