『…これ、お土産、です。』






朱音先輩のものと間違えることなく悠先輩に渡す。







「おっ。サンキュ。」






嬉しそうな表情をした悠先輩はいつもとなんら変わりはなかった。







『あの、朱音先輩とは…』







アタシはこの先を口に出すのが怖くて、黙り込んでしまった。