「…ヒロ、先部屋行ってる」







ナツはエイがアタシに用事があるんだと思ったらしく、あーちゃんを連れて部屋に入ってしまった。








「先生に見つかるから、歩こーぜ」







エイがそっけなく言葉を落として歩き出した。







『あっ、うん』








アタシもそのエイに並ぶように歩く。