『………』







顔を上げた先にいたのはアタシたちの部屋の近くの壁にもたれているエイだった。







「永人君どうしたの?」







「ここ女子の階なんだけど?」







アタシ以外の二人が質問を投げかけてもエイがそれにこたえることはなかった。