「悠、どうしたの…あ」 悠先輩の陰で隠れてしまっていたのか、朱音先輩がアタシに気付いたのは朱音先輩が近くに来てからだった。 『こんにちは…』 「うん、こんにちは……」 まさか、昨日の今日で先輩に会っちゃうなんて… 悠先輩がいるとはいえ、アタシの頭の中は真っ白だった。