二人の背中を視界に入れながらとぼとぼと廊下を歩くアタシ。 ふとグランドの方を見ていると、バスケ部がトラックを走っているのが見えてしまった。 『…先輩。』 …いた。朱音先輩。………と、悠先輩。 でもやっぱり一番に見つけてしまったのは朱音先輩で。 胸がキューってなった。