早く寝てしまおうとしてもなかなか寝付けないアタシ。 目を閉じると朱音先輩の顔がぱっと浮かんでくる。 頭の中に先輩の顔がこびりついて離れない。 だけど浮かんでくるのはアタシが好きな笑顔じゃなくて。 最後に見せた、あの“苦しそうな顔”だった。