「使用済みで悪いんだけど… 何もしないよりはマシだと思って。」 手に取って見てみるとそれは、シンプルなタオルだった。 「頭、ふいてよ。…それで。」 先輩はエイの話には一向にふれてこなかった。 『ありがとう、ございます…』