隣に座る晴斗が、少し驚いた様にこちらを見る。


「沖縄最高!!」


叫びたくなるくらい、本当に、いい所。


「晴斗にも出会えたしね!」


晴斗はまた少し驚いた顔をして、


「ははっ!恥ずかしい奴」


笑った。


「ふふっ!」


それから暫く、二人で、笑い合った。


「なぁ、俺の話、してもいい?」


突然、晴斗が言った。


「え?」


「どうして俺がここに来たのか、話しても、いいか?」