身体に少しの痛みが走る。


「ぶはっ!」


あたしはすぐに水の中から顔を出し、晴斗の姿を探した。


すると、右側から「ぶはっ!」と声がし、晴斗の顔が出て来た。


「お・ま・え・は!何してくれんだ!死ぬかと思ったじゃねぇか!」


そしてすぐさまあたしに叫んで来た。


カチン


「な!何さ!飛び降りようとしてた所を救ってあげただけじゃん!何で怒られなきゃ行けないの!?」


あたしもすぐに言い返す。


「結局落ちたんだから意味ねぇだろ!そもそも死ぬつもりなんかねぇよ!」


「え?」