しばらくそうして楽しんでいると、ふと、崖に誰かが体育座りしているのを見つけた。 あんなところで、誰? 危なくないのかな。 そして、その人をよく見てみると、 「はる……と?」 たぶん、間違いない。 晴斗だ。 どうやってあそこに行くんだろう。 とりあえず崖に沿って歩いてみよう。 あたしは崖の下まで行き、崖に沿って歩き始めた。 その崖はそんなに大きくもなく、ちょっと歩くと登り始める事ができた。