「心配だったよ。めぐは何も言わないから…何を抱えてるかわからない。…それでも……聞きたかったんだ…。」

私の手をぎゅっと握って、もっともっと力を込める

一つ大きな決心をするべきなのかもしれない……

「りゅう……私の…話…聞いてくれる」

絞り出した声はそれだけで精一杯で、それに応えるかのように、龍は頷いた

「私の、おとうさんとおかあさんは…本当のおとうさんとおかあさんじゃないの…」