それだけ言って、私は肩で息をする

唇をぎゅっと噛み締めて、龍を見つめる

それでも龍は私の目をまっすぐ見たまま、何も言わない

「……な………りゅう…」

いつもなら龍が先に口を開くのに、今日は私が先に口を開いた

私の言葉に何の反応も示さない龍は顔をただ、見てるだけ