龍に会えた。

それだけで私の胸が早く、さっきよりも何倍に脈を打つ。

おかしい。

最近の私はどうもおかしいんだ。

「あのね、、あの…りゅう、⁈」

息を整えながら、龍に話そうとしたとき彼の調子がおかしいことに気がついた。

「………りゅう、どうした………!きゃぁ」

私の声と龍が倒れるのはほぼ同時だった。