沢田くんとは駅のホームで別れて、私は家に急いだ。

足を一歩、また一歩と前へだす。

アパートの下、上を見上げるともう電気はついていた

階段を上って、私の部屋がある5階へ辿り着く

「りゅう。」

”ただいま”より前に彼の名前を呼んでいた。

「おかえり、めぐ。早かったね」

彼は…龍はいつもみたいに私を見て、優しくふわっと笑う。