7月2日 午前6:00


ーーピピピピッッッッッッ…

朝の目覚まし時計がけたたましく鳴り響く。

ーーピピピピッ…

「(うるさいな…)」

ーーピピピッ…ピッ!


重たい瞼をおしあげながら、寝ぼけ眼のまま目覚まし時計をとめる。


「…もう朝か…」


目覚めるたびに憂鬱な1日なんだろうと考えてしまう、そして頭がガンガン痛んでくる。


「(…もう少しだけ…)」

目覚まし時計の針を7:30にセットし直す。

1日の訪れを考えたくもない。


そう考えると、もう一度、瞼を閉じた。