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いつの間にか寝てしまっていたらしく、目が覚めたのはお昼前だった。
目をこすりながら携帯を見ると、理玖と恭平から、メールが入っていた。
入学式からこっち、私達は自然とつるむ様になった。
お互いの電話番号とメールも交換し、メール好きの恭平からはよく着信が入るようになった。
それとは真逆で、理玖からは最低限の事しか連絡はない。
あの二人、どうして友達やってけるんだろう?
首を傾げながら、微かに聞こえる学校のチャイムに気づいた。
お腹すいたなあ。
普段なら、今ごろ、学校の食堂か購買で何か食べてる頃だもん。