――恭平に目をやると、マジ顔っと言うことで、さっきとまるで違う真剣な目をしていた。

枕を相手にしてるのが、ちょっと笑えるけど。

どんな事言うんだろう。…と、ワクワクしながら見ていると、一呼吸置いた恭平が口を開いた。



「後悔したくないから言う。お前が好きだ…」



言った瞬間、恥ずかしくなったのか、自爆した様にテーブル突っ伏した恭平は、「これは恥ずい。書くんじゃなかった」と、呟き、理玖に枕を渡した。



「…おい、マジでやんのかよ」


理玖の問いかけに、顔を俯けたまま、コクコクと頷いた恭平は、早くしろと言わんばかりに、再びを枕を押し付けた。