それにしても、男子って、本当よく食べるな。
買って来た焼きそばやサンドイッチまでたいらげていく姿に、私は一人唖然としした。
茗は割りと少食だし、まさかこんなに食べるなんて…。
そんな私に気づいたのか、最後のサンドイッチに手を伸ばしながら、恭平が不思議そうに尋ねてきた。
「どうした?美夜」
「いや、単によく食うなって思ってさ」
「そうか?これくらい普通だけど。ってか、お前、そんな事言いながら、そのアイス一人で食うなよ」
「分かってるっての」
どう考えてもこのファミリーサイズを人で食べられるわけないでしょうが!
「ところでさ、茗。ちょっと、そこにある紙と鉛筆貸してくんない?」
「紙と鉛筆?そんなもん、何に使うんだよ、恭平」