何だろう。この嫌な感じは……。


「美夜、お前も一緒に！」



茗ってば、何言ってるの！？


「待ってよ、私は女なのよ！？男子校なんて行けるはずないじゃん！！」

「美夜なら大丈夫だよ」



自信満々に頷く茗を、思わずぶちのめしたくなった。

きっと私が気にしてる貧乳のことを言っているのだろう。

ムスッとした私に気づいたのか、茗は少々早口になった。



「ほら、俺も細身だろ？姉妹みたいだって言われることが多かったし。そんな美夜が俺と一緒に男子校に入ったって、気づかれやしないよ」