「なあ、理玖」
「ん?」
「恭平とは、いつからの友達?」
「小学校かな」
「へえ、結構長い付き合いなんだな」
「言われてみるとそうなるかもな」
「一緒にいて疲れたりとかしないわけ?」
「えっ?」
「あー。いや、その、何ていうか、見た感じタイプが全然違うじゃん?」
「そういう事か。まあ、たまにはそんな時もあるかな。アイツ、言いたい事とかハッキリ言うし、今日みたいに人の迷惑考えないで行動することあるからさ」
今日みたいに…と、言う言葉に、ついつい苦笑いしてしまった。
「どうかしたか?」
「何でもない、何でも!それじゃあ、喧嘩とかは?」
「喧嘩は、殆どしねーな」
「マジ?俺と茗なんてしょっちゅうだぜ。茗の奴がすぐに喧嘩吹っ掛けてくるからさ」
「仲良いんだな」