「後、白飯とかおかずはいらないから」 「どうして?」 「俺と茗で、食堂行って夜の定食持ってくる。飯まで買ってたら今月分の小遣い消えちまうだろ」 そんな所にはシッカリ頭まわるのね。 「理玖、行こう」 「ああ」 「茗、ついでに買ってくる物ない?」 「牛乳」 「……」 「お前の為な」と、言いたげな茗を睨むと、私は理玖と共に部屋を出た。