荷物の整理をしていると、恭平が理玖を連れてやって来た。
「おっす」
ヤバッ!
手にしていたブラジャーを素早く荷物の中に隠した。
「何だよ、美夜。荷物の整理か?」
「ま、まあな。それより皆で飯食うんだって?」
「おうよっ」
「…悪いな。忙しいのに邪魔して」
「ん、良いって。良いって。気にするなよ」
理玖ってば、良い奴っ!!
それに比べてもう一人は……。
「茗、お前のその服、どこで買ったの?感じ良いな」
「これは去年の誕生日に美夜がプレゼントしてくれたやつ」
「へえ。男がプレゼントとか。まさか、お前らデキてるんじゃねえよな?」