なんて、バカげたことを考えていると、前のドアが派手に開いた。
「C組、えーっと、C組はここか!?」
片手に出席簿を抱えてるところからして教師のようではあるが――。
「遅くなった。迷って……。じゃない。朝の会議が長引いてな」
絶対ウソだろ?と、言いたくなるような言い訳をした先生は、何事もなかった様に挨拶した。
「このクラスの担任の桜御ヶ原高司(オウミガハラコオジ)だ。まあ、よろしく」
うっわー。覚えにくい名前だなあ。
しかも、ホストばりにスーツを着こなしてる様な気がするのは気のせい?
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