「……。確かに、言われてみればそうだな」
納得するなあ!!叫びそうになった矢先、恭平を呼ぶ男子に目がいった。
あれは、朝の……。
「おい、恭平」
「おう、理玖」
「どこ行ってたんだよ」
ヤッバー。顎が赤くなってる。
「何してんだよ」
「悪ぃ悪ぃ、掲示板見に行こうと思ったら昔の友達と会ってさ。あっ、コイツ
俺の親友で、樋山理玖って言うのな」
「俺は、中嶋茗。こっちは俺の従兄弟で、中嶋美夜。よろしく」
「よ、よろしく」
「ああ」
私が鞄ぶつけたなんて分かんないよね。
白々しく初対面っぽく笑ってみる。
大丈夫。バレない、バレない!!
「理玖、俺達何組だった?」
「Cだってよ」
「偶然だな。俺と美夜もCだわ」
「マジかよ!?」
嬉しそうに茗の肩に手を回した恭平は、満面の笑みで笑った。