すると、しかめっ面をした私の肩にトンと叔母さんが手を置いた。



「おはよう、美夜ちゃん」

「あっ、おはようございます」

「今日から学校ね」

「はい」

「とっても似合ってるわよ、その髪形。前のロングへアも良かったけど、何だかとっても新鮮」

「えっと、有り難うございます」



なぜか嫌な気はしなかった。



「ところで、これ、叔父さんと叔母さんからの入学祝いなんだけど、受け取ってもらえるかしら?」