「叔父さん。そんなに、気、気にしないで下さい」
本当はチョー気にして欲しいけど!!
「父さんも母さんも何とも思ってないと思います」
「そうかい……?」
「はい。人生楽しく!が、モットーの二人ですから」
「ふむ。言われてみれば最もだ。学生時代の姉さんと義兄さんは、辺りでも名の知れた悪だったわけだし」
えっ?父さんと母さんが悪??
「弟の私なんか、姉さんに何度胸ぐら掴まれたか。姉さんで慣れてたはずなのに、あの日の茗の行動にはつい焦ってしまって、神棚の前に座ってしまった。あっはっは」
大笑いする叔父さんの話しに、私は呆然としていた。
素直で大人しくて、お互いとっても内気だったって聞いてたけど?