叔父さんと叔母さんを外まで見送り、家に入ろうとした時、茗の携帯が鳴った。
電話っぽいな……。
「茗、先、家ってるよ?」
一言声を掛け、ドアを開いこうとした矢先、グイッと肩を掴まれた。
「待て……」
「えっ?」
「アイツらが来る」
「アイツらって、まさか…」
「恭平と理玖のやろうだ。しかも、もうそこまで来てるっ!」
「そんな、困るよ!断れないの!?私、こんな格好なんだよ?女だってバレるじゃんっ!!」
「恭平の奴、一方的に来てる事だけ言って切りやがった」
「か、かけ直してよっ!それか、時間稼ぎ……」
そんな事を言い争っている間にも、聞き慣れた二人の声が聞こえて来た。
ヤッバーイ!!