私は多分、いや絶対



情けないくらい赤い顔してる

まるで恋人が迎えに来たみたいに



そこからというもの30分間
ほんとに気が気でならなかった




綾都さんは
バルコニー席で本を読んでる


「真面目だなぁ……」



独り言をつぶやく


私って変な人。











「……お待たせしました、綾都さん?」