「あ、上がりました。
ありがとうございますっ」






ふわふわだった茶髪は
水に濡れてストレートっぽくなって
濃いわけではなかったメイクも
全部落とすとまるでまだ高校生になったばっかの子供ような気がした





燻られるような目。


さっき俺が泣かした目。









「綾都さん」