「出来損ないの天使」
「天使の恥晒し」
「飛べない天使」

「聖愛…お前を天界から追放する」

まって…私は…

「ただいまをもって№42を堕天使とする」

「下界に追放しろ!」 

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「キタねぇ餓鬼だなぁ〜」
一人の男が地面に倒れている少女を見てそう呟いた


「こ………ろ…て」
「あっ?」
「ころ……し…て」
「殺してだぁ?死にたきゃ勝手に死にやがれ!俺は命を無駄にする奴が大嫌いだ!!」

冷めた瞳で少女をみつめる。
地面に伏せた躰を起こそうと手をつけ、腕に力を入れて立ち上がろうとするが、疲労感に襲われて思う様に躰が動かない

「生きてても…辛いだけッ…。」